2010年03月19日

<大阪市営地下鉄>ポイント替えず通過 脱線、衝突の恐れ(毎日新聞)

 15日午前5時50分ごろ、大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線の鶴見緑地駅で、構内のポイントが切り替わらなくなり、市交通局は同11時過ぎまで全線で運転を見合わせた。上下132本が運休し、約5万7000人に影響。市交通局は同日夜、本来通過できないポイントを無理に通過したことによるポイント故障が原因と発表した。

 運転指令が運転士に対し必要な指示をしなかった人為的ミスで、当該電車は、切り替わっていない別のポイントも通過。先行電車が停車中の線路に進入し、非常ブレーキで急停止していたことも分かった。国土交通省近畿運輸局は事態を重視し、同日、「衝突や脱線事故につながる恐れがあった」と市交通局を文書指導。原因究明と再発防止を求めた。

 市交通局によると、当該電車は大正発門真南行きの始発電車。午前5時27分ごろ、この電車に搭載されているATC(自動列車制御装置)が京橋駅付近で故障して停止。運転指令がATCを解除した上で、速度を落として注意運転をするよう指示したが、ポイントを切り替える作業を怠ったため、電車は不正常なポイントを2カ所通過した。

 鶴見緑地駅手前のポイントでは、進めないのに無理に進入した「割り出し」が発生。門真南駅手前では、1番線に入線すべきところ、乗客約20人を乗せたまま、先行電車が停車中の2番線に進入。この段階で運転指令が気づき、約70メートル手前で停止した。【石川隆宣】

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2010年03月17日

平野官房長官インタビュー☆3(時事通信)

 【政治とカネ】
 −「政治とカネ」は、どう問題の種を取り除くのか。
 首相はこれも早かった。「幹事長と(会談を)セッティングしろ」という指示を僕が受けて、「企業・団体献金(禁止)をやる。協議機関をつくってくれ」という指示だから。
 −小沢氏を続投させ、参院選で指揮を委ねることが、政権の首を絞めることにつながっているのでは。
 そういうことは全くゼロではないと思うが、少なくとも小沢さんに(刑事責任が)かかったなら、首相だって(続投して)いいとは言わない。
 【連立政権運営】
 −社民党との政策のずれが表面化している。
 3党合意という、やや玉虫色的な文書をつくって連立を組んだわけで、具体的な細部に来ると主張が違うのは、政党が違うから仕方がないと思っている。
 −普天間問題でも、県内移設はだめと言っている。
 連立は大事だが、基地問題はやはり日本の安全保障の問題なので、そのことを軸にどうあるべきか。その上で米軍との関係を整理して、地元の理解を得るということじゃないといけない。3党合意の中にも普天間の見直しとは書いていない。
 −沖縄の負担軽減のことは書いている。
 だからわたしは、一貫してそこを共通軸に見いだしながら言っている。県内絶対反対というのは連立合意の領域からは違う。 

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2010年03月16日

「核持ち込み艦船の寄港ない」  政府説明は「嘘を含む不正直」(J-CASTニュース)

 岡田克也外相の就任直後の2009年9月に始まった「密約」調査の結果が、有識者委員会の検証を経て公表された。核持ち込み密約については、明確な「密約文書」があったとはいえないが、米国の核搭載艦船が事前協議なく日本に寄港する可能性があることを日本政府が承知していたという「暗黙の合意」があったと認定。岡田外相は「冷戦後もこの問題が国民に対して明らかにされてこなかったのは極めて遺憾だ」と表明した。

 調査対象となったのは、1960年の日米安保条約改定時の核持ち込みに関する密約や沖縄返還時の原状回復補償費の肩代わりに関する密約など4つの密約。外務省の調査チームが本省と在米大使館に存在する4423冊のファイルを調べて調査報告書を作成し、北岡伸一東大教授を座長とする有識者委員会が検証した。

■「核持ち込みがなかったと言い切ることはできない」

 日米安保改定時の核持ち込み密約については、外務省の調査で、当時の藤山外相とマッカーサー駐日米国大使の間で作成された「討議の記録」という文書の写しが見つかった。そこには「核兵器の日本への持込み」や「事前協議」に関する表現が見られるが、この文書だけで「米国の核搭載艦船の寄港を事前協議の対象外」とする密約があったとはいえないと、有識者委員会は判断した。

 しかしその後の日米交渉のなかで、米国政府が「核搭載艦船の寄港を事前協議の対象外」と解釈していることが判明したにもかかわらず、日本政府はあえて追及しないで放置するという「暗黙の合意」があったという。日本政府は「核持ち込み艦船の寄港はない」という説明を繰り返してきたが、そのような説明について、有識者委員会は「嘘を含む不正直なもの」だったとした。

 岡田外相も3月9日の記者会見で、

  「この問題が長期間にわたり、冷戦後の時期にいたっても国民に対して明らかにされてこなかったことは極めて遺憾だ。冷戦が終わり、アメリカの核政策の変更があったときがさまざまな密約を明らかにする大きなチャンスだったと思うが、結局、従来の答弁を繰り返し、約20年がたってしまった」

と述べた。その一方で、

  「岸首相は事前協議制度を勝ち取る過程で、穴を開けざるを得なかった。私が同じ立場にあったとすれば、完璧にできたかといえばそうではなかったと思う」

と当時の政府の対応に一定の理解を示した。

■「非核三原則を見直す考えはない」

 日米政府が核持ち込みの可能性を承知していたという「暗黙の合意」が明らかになったことを受け、岡田外相は

  「今回の調査結果で、特に領海の通過や寄港について、両国政府間で解釈が異なるということが明確になった。あまり想像したくないが、従来、核持ち込みがなかったと言い切ることはできないということだと思う」

と、過去の核持ち込みの可能性を公式に認めた。

 そうなると、「核兵器を持たず、作らず、持ち込まさず」という非核三原則との整合性が問題になる。その点については

  「我々は従来から非核三原則で『一時的な寄航も持ち込みにあたる』という考え方を取ってきているが、そこを変えるつもりはない。日米間には認識の違いがあるが、米国の核政策の変更により、今後核が持ち込まれることはないと考えている」

と発言。現時点では問題がないため、非核三原則を変更する考えはないという見解を示した。産経新聞の記者からは「国際社会の冷徹な現実に照らすと、非核三原則を見直すべきではないか」という意見も出たが、岡田外相は

  「我々は非核三原則を見直す考えはない。今の意見は、個人的なものか産経新聞社としての意見か分からないが、一つの意見としてうけたまわっておきたい」

と述べ、「非核三原則堅持」の方針を繰り返し強調した。


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